田舎だからこそできること。
いろいろあるが、やりたかったことのひとつ花びら染。
都会にいると、お花が高い。
花びらを集めるのも大変。
田舎に暮らし始めて、庭や道ばた、山、と集め放題。
いろんなところに季節ごとに集めきれないほどのお花が咲く。
散った花びらを拾い集めたり、咲き終わったお花を取ったりして
綺麗な色の花びらを春から地道に集めていた。
ただいま9月。ようやく決行!!
Natural Dye(ナチュラルダイ)とは
ナチュラルダイを知ったのは、とある海外のデザイナーさんの作品からだった。
ナチュラルダイとは草や花、野菜など自然界にある天然染料を使って染色すること。
花びらを直接置いて染めたりするので、花びらで染めたものを花びら染と呼ぶ人の方が多いのかな。
実際調べても、日本のものは花びら染でヒットする。
とにかく自然の発色や思いもよらない色が可愛すぎる染色法。
一目惚れ。
花びら染のやり方(必要な物)
私なりに調べて、いちばん簡単に出来そうな方法で試してみた。
<用意する物>
・豆乳 ・お湯 ・たらい
・染めたい生地(化学繊維でないもの。コットンや麻、シルクなどの天然素材)
・麻紐(熱につよいしばれるものならなんでもOK)
・花びらや葉っぱなど
染める前にやること
<染める生地がコットンや麻の場合>濃染処理
濃染処理とは… 植物からできた繊維の場合、そのままだと色が定着しないため、布の表面にタンパク質を付着させることで、植物繊維に色を定着させるために行う前処理。
- 豆乳:お湯 を1:1(アバウトでOKです)の割合で薄めたものをたらいに作る。そこににほこりや汚れをざっと洗ってしぼった生地をつけていきます
- 30分くらいしっかり放置
- 軽く水洗いしてしっかりしぼる
- 以上!簡単!そして重要!!(このあと干す方もいらっしゃるようですが、私はよく絞ってぬれたまま使います)
私の場合コットンで染めることが多いのでこの処理が必要になります。
あとで書きますが、この処理を忘れてしまうと何の色もつきません。
実際の失敗経験あり。
染め方
- 布を平らな場所にひろげて、好きなように花びらや葉っぱをのせていく。
- 好きなだけのせたら、くるくるときつめに布を巻いていく。
- 巻き終わったら麻紐で全体をくるくるぎゅっとしばる。
- 蒸し器をセットし火にかける。
- お湯が沸いて蒸せる状態から30分くらい弱火で蒸す。(私はこのあと保険をかけてしばらくひをとめた状態で放置している。長いと半日くらい置いておくこと(ただ忘れてるだけ、とも言う)もある)
- 蒸し終わったら紐をほどいて染まりをチェック
- 水洗いして絞ったら干して完成!!
つきっきりでいなくてもいい上に可愛い。
そして何より自然界の素敵な色と散った花びらや葉っぱでできるのでとてもエコで優しい。
環境にも負担がかからない。
デザインしてるだけで幸せな気持ちになります。
記念のお花を残したりするのにも素敵な形だなと思う。
実際に染めてみての注意点(失敗談)
いちばん気を付けて欲しいのは、最初にも言っている濃染処理!
基本中の基本なのかもしれませんが
私は早く染めたい気持ちが先走り、何もしないコットン生地にノリノリで花びらを散らし
ああ、なんて可愛い!と大満足で蒸し器へIN!。
蒸し終わってあけてみると、ただぼんやり汚れてしまったようなしみのようなあと。。
ここで気づく。(←遅っ)
でもこの染めのいいところは、そこからもう一度やりなおせばいいというところ。
またゼロから濃染処理をして同じ生地を無事染めることができた。
というわけで、濃染処理はしっかりやろう!!
あとは蒸し時間。しっかり沸騰して温まったところからが時間。
心配で時間に余裕があれば長めに蒸したり、放置することをおすすめします。
そして実際の花びらの色が出るとは限らない。
ということをわかっておくこと。
ピンクだからといってその色になるとは限らない。
茶色くなることもあるし、染まらないこともある。
でも逆をかえせば、染めてみないとわからない楽しさがあるってこと!
作業工程をとばしたりしなければ大丈夫。
注意点ではなくおすすめを1つ。
染めの素材にハーブを混ぜると蒸した時の香りでお部屋がハーブで満たされる。
苦手でない方にはとてもおすすめ。
まとめ
・濃染処理を忘れない
・蒸す時間をしっかりとる
・花びらの色予測をしない
・ハーブを混ぜるのはおすすめ
素敵な花びら染にぜひトライして自然と仲良くなろう。
一から植物を育てて楽しむともっと愛着わくと思う。
眺めてるだけでもいいし、実際に参考にもなるので愛読してます。参考まで。
↓
花びら染め楽しんでください!
私もまだまだ研究します。
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